室田一雄教授井上学術賞受賞記念講演会

平成16年度井上学術賞の受賞者に,情報理工学系研究科数理情報学専攻の 室田一雄教授が選ばれました.井上学術賞は自然科学の基礎的研究で特に顕 著な業績をあげた50歳未満の研究者に与えられる賞であり,室田一雄教授は, 「離散凸解析の理論」の構築という,その独創的な業績が高く評価された結 果、今回の受賞となりました.
これを記念して、COE 超ロバスト計算原理プロジェクトでは、次のとおり 記念講演会を計画しました。講師の室田先生には「超」やさしくお話いただ くようお願いしてあります。どうぞ奮ってご参加ください。

時:2005年4月8日(金)16時から17時
所:東京大学工学部6号館3階セミナー室A,D
講演者:室田一雄(東京大学・教授)
題目: 離散最適化を見る数理の眼
概要: 近年,日本を中心に進展した「離散凸解析」とはどんな学問なのか, その動機と問題意識を平易に紹介します.たとえば, 「離散凸解析」の視点に立つと,
(1) 非線形抵抗から成る電気回路における電流と電位の関係,
(2) ポテンシャル問題における微分作用素とGreen関数の関係,
(3) 数理経済学においては財と価格の関係
がみんな同じだと気付きます.
http://www.misojiro.t.u-tokyo.ac.jp/~murota/kenkyushokai.html

主催:21世紀COE「情報科学技術戦略コア」    超ロバスト計算原理プロジェクト
連絡先:超ロバスト計算原理プロジェクト推進室 03-5841-8608