RIMS MUROTA

■ 東京大学大学院工学系研究科 「離散構造論」集中講義 ■

教官: 室田一雄
 京都大学数理解析研究所 
 東京大学大学院工学系研究科 
日時:
11月13日 (月) 13:00〜17:00
11月14日 (火) 10:05〜17:00
11月15日 (水) 10:05〜17:00
11月20日 (月) 10:05〜17:00
11月21日 (火) 10:05〜17:00
場所: 東京大学工学部6号館 (本郷) 
セミナー室D(3階373号室)
内容: 離散凸解析への入門講座
この数年間に大きく進展した「離散凸解析」への入門講座である.
凸解析と組合せ論の両方の視点から
組合せ論的な性質を兼ね備えた凸性という構造を
考察するのが「離散凸解析」の主題であり,標語的には
「離散凸解析 = マトロイド理論+凸解析」
となる.離散凸解析におけるMとLの共役関係は (1) 非線形抵抗から成る電気回路における電流と電位の関係,
(2) ポテンシャル問題における微分作用素とGreen関数の関係,
(3) 数理経済学においては財と価格の関係
などを抽象化したものである.
一般的抽象的な概念のルーツを解説するのが本講義の目的である.
資料: Chapters 1 and 2 ; References