「離散構造とアルゴリズムV」(近代科学社)(1998) 内容概略

第 1 章 ネットワーク信頼度計算の周辺--- 組合せ数え上げの新展開 (今井 浩)

1.1 はじめに
1.2 ネットワーク信頼度の定義と基本的性質
1.3 ネットワーク信頼度関数計算の離散システム論としての種々の側面
1.4 ネットワーク信頼度関数計算の種々のアプローチの概略
1.5 マトロイド複体とネットワーク信頼度
1.6 多項式時間で求めることのできる上限・下限
1.7 確率的近似アルゴリズム
1.8 完全グラフの全端子間信頼度の多項式時間計算
1.9 ネットワーク信頼度厳密計算の緩指数時間アルゴリズム
1.10 厳密解法と近似解法の比較考察
1.11 2端子・有向ネットワーク信頼度のBDDによる計算
1.12 おわりに

第 2 章 離散凸解析 (室田 一雄)

2.1 はじめに
2.2 凸解析の基礎事項
2.3 離散凸解析に向けての予備的考察
2.4 組合せ構造をもつ凸関数の定義と例
2.5 離散凸集合
2.6 離散凸関数
2.7 結び

第 3 章 離散システム問題としての画像処理 (浅野 哲夫)

3.1 まえがき
3.2 濃淡画像の2値化
3.3 大津の自動しきい値選定法
3.4 最小2乗誤差基準
3.5 多値化への拡張
3.6 濃淡画像の領域分割
3.7 判別分析の基準に基づく領域分割
3.8 謝辞

第 4 章 データの論理的解析とブール関数 (茨木 俊秀)

4.1 まえがき
4.2 拡大とその表現
4.3 構造的知識の実現
4.4 誤りを含むデータの最良適合拡大
4.5 不完全データの処理
4.6 数値データの処理
4.7 むすび

第 5 章 半正定値計画とその組合せ最適化への応用 (小島 政和)

5.1 はじめに
5.2 組合せ最適化問題と緩和問題
5.3 組合せ最適化から非凸型2次計画問題へ
5.4 半正定値計画問題
5.5 非凸型2次計画問題の緩和
5.6 0-1整数計画問題の凸2次不等式を用いた緩和
5.7 計算実験結果
5.8 おわりに